2020-08-06

がんばらない料理|日々の負担は軽くしたいけどおいしいものが食べたいのだ

生きることは食べること

うちの次男は小さい頃からいろんな食物アレルギーに悩まされていて、中学生になった今は「しっかり加熱していない卵」以外は大丈夫になったけど、幼い頃には「乳・卵・魚」がダメでとても苦労した。

(食べ物以外の「花粉」や「ダニ・ハウスダスト」とは今もうまく付き合っていく道を模索中)

以前、長女が生まれた時に産院の小児科の(いつものかかりつけじゃない)先生に「何か心配なことはあるか」と聞かれたから「兄が色々とアレルギー持ちなのでこの子も何かあるか気になります」というようなことを伝えたら「魚のアレルギーなんて滅多にないけどね‥なにかの間違いじゃない?」と冷たくさらりと言われてしまった。

“息子がミルクや離乳食で身体中に蕁麻疹がでて泣く姿や、家族と違う食事を用意したりどうにかみんなと同じメニューになるように工夫したり、家や幼稚園でみんなと同じものが食べたいなと思いながら過ごしていたあの日々が、間違いだった‥?”

って悲しくて悔しい気持ちでいっぱいになったことは、いまでも覚えてるなー。

その時の言葉とこれまでのいろいろな経験から、「お医者さんが言うことが全て正しいわけじゃないんだ。自分たちの身体は自分たちで知って、いろんな人の手や知識を借りながら、自分たちの身体に合うものを選んでケアしていかなくちゃいけないんだ。」と意識するように。

(どれだけ歳を重ねていたり頭の中にたくさんの知識があっても、自分の目で見たり実際に経験したりしてないと人って“自分の世界にはないものだから、ない”ってことになったりするんだなーってことも学んだ、かな。)

そんな経緯もあってできるだけ無添加の身体に負担のないごはんが食べたいなーと思っているけど、家族5人分の献立を考えたり食材を買い揃えたり、作ったり片付けたり‥毎日毎日ひたすらに続くその繰り返しに、うんざりしちゃう。

でも、ほんとはね

うんざりなんて、したくない。

「食べる」って、大切な家族と自分とが生きることそのものだもん。

毎日、毎日、ごはんを食べる。

せっかく食べるならおいしいものを食べたいし、みんなでごはんを食べる時間がたのしいものであって欲しい。子どもたちだってお母さんがピリピリ・イライラ、うんざりしながら作ったごはんを食べるなんてイヤだよねー

たのしく 軽やかに 日々食べる。

いつでもそういられる自信はないけど、でもできるだけそうありたいし、そうしようと工夫し続けることはできるよね。

いまは土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を読んで自分の中に落とし込み中。

がんばりすぎない、でも、おいしい を目指して

育ち盛り食べ盛りの人たちのことを想うとあれもこれも入れて栄養たっぷりにしなくちゃと考えたり、ちょっと参考に‥とSNSを覗けば主菜・副菜・汁物が並んだ”これが食卓の正解ですよー”って感じの華やかで情報盛りだくさんな写真が目に飛び込んできたり。

そういうのに、つかれちゃったんだよぅ。

日々のごはんはできるだけシンプルにおいしく。

ハレの日だとか、なんだか今日はごちそう作りたいなって思えた時に特別なごはんを作ればいいよね。

アレルギーのこともあって調味料だけは少しこだわって揃えてるから、これをうまく使えばもやし炒めだっておいしくできるんだもん。

納豆添えときゃ栄養も大丈夫だいっ

栄養バランスは1日とか1週間単位くらいで考えておけばいいことにしようね。

いまは畑や庭で野菜も育ててるから、それを使えばなんでもごちそう気分で食べられるし:)

庭で育ったきゅうりを刻んで‥

黒酢と(写ってないけど)豆板醤で夏にぴったりなドレッシングもできちゃうし〜

きゅうりもりもりサラダ(ひき肉ともやし炒めもトッピング)。中華麺があれば冷やし中華にできたなー、今度はそうしよう。

夏休みだからみんなで食べるごはんを作る回数も増えてるし、きっとまた頭を悩ませながらスーパーに行ったり今日はなんにも作りたくなーいって言ったりするんだろうけど、それでも日々、ごはんだねぇ。

たのしもうっと。

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