モーニングページとアーティストデート|やりたかったことを思い出す
子ども優先の生活の中で、純粋な自分の好きなことがわからなくなくなっていた
子どもを産み、育て、長く一緒に生活していると「子どもたちにいつ何が起こるか、呼ばれるのかわからない」という状況に備えて
「心がいつもスタンバイ」
してる状態でいることが当たり前になりすぎて、自分の時間を持つことが億劫になっていた。
本を読んだり、映画を観たり、絵を描いたり
そういう深く味わう時間が自分にとってすごく大切ですごくたのしいってことは知ってるけど、知ってるからこそ途中で止めることになるのはツラすぎて「嫌な気持ちになるくらいならやらないでおこう」という選択をし続けてきたら、いつの間にか「やらない」んじゃなく「やれない」「どうやったらいいかわからない」ってことになっていた。
本を読んでも映画を観ても、心がソワソワ。
常に何に対してなのかわからない焦りを感じるようになっちゃって、子どもたちが大きくなったらやりたかったことがたくさんあったはずなのに、何に対してもちっとも集中することができなくなっていた。
コロナ禍で過ごした映画漬けの日々
もやもやとした焦りをどうしたらいいのかわからないまま、それでもやらなきゃいけないことに追われるようにして生活していた頃、世界はコロナ禍へ。
思いがけず子ども達と一日のほとんどを家の中で過ごすことになって、よ〜し学校が休みになった分は家でもりもり勉強しよう!なんてなるわけもなく、GEOでレンタルしてきたりU-NEXTやNetflixを利用したりで映画やアニメを見まくっていた。
そうしてるうちに、未知のウイルスやこれから先がどうなっていくのかっていう不安な気持ちもあったけど(そういう気持ちに押しつぶされそうにもなってたけど)、それでもこの時期に子ども達と一緒にたくさんの映画を観たことで「そうだ、自分はこういうのが好きだったんだ」って少しずつ思い出していく経験ができた。
そこからさらにコロナが少し落ち着いた頃には、本屋さんや図書館、ブックオフに行っては気になる本やマンガ、雑誌を読んだり、お小遣いを握りしめて画材屋さんで絵の具や面白そうな画材を買ってみたり。2年前くらいに図書館で予約待ちして読んだ「ずっとやってみたかったことを、やりなさい。/ジュリア・キャメロン著」の中にある「アーティストデート」を、この状況になってやっと、ちゃんとやってみたっていう感じ。
ジュリア・キャメロン著 ずっとやりたかったことを、やりなさい。
予約待ちしてる頃から「モーニングページ」だけはネットでやり方を調べて挑戦してて、途中サボったり自分なりの書き方に変えたりしながらゆる~く続けて、そろそろ2年と4ヶ月。
見返してみたら(書き始めの頃のA4裏紙が数枚だけ残してあった!)、始めた頃は1日の流れや家事のこと、日々の生活を回すので精一杯な内容しか書けてなくて、体力も心の余裕もなかったな~。ずっとやりたかったことがあったような気がするのに、それも具体的に「じゃあ、何がしたい?」って考えたら全然わからなくて。
でもそこで「自分でよくわかってない」ってことが「わかった」っていうのは、大きな前進だったと思う。
モーニングページやアーティストデートを続けてみて、もやもやとした気持ちを吐き出したり、たのしい・おもしろいと思う時間を毎日の中にちょっとずつ増やしていったら、自分のまわりのいろんな流れがだんだん気持ちいいものに変わってきた。
庭いじりとか、ブログ書いたりとか、そういうときにも前まではいつも心の半分くらいに「ねえ、今これやってていいの?」「もっと優先順位の高い、やらなきゃいけないことがあるんじゃない?」っていう気持ちがあってちっとも集中できなかったんだけど、それがだいぶ薄れてきてて、まだゼロになりきれてないそういう気持ちにどう向き合えばいいのかもわかってきたから、いま、心から、毎日がすごくたのしい!
モーニングページもアーティストデートもここまで続けてきて本当に良かったし、これからも続けていくんだろうな。
もう一度読み返してみたくて、また図書館で予約待ち。(それでもやっぱりよかったら、今度は買おう 笑)
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